アンケートモニター業務を淡々とこなしていたところ、「NPU」という聞き慣れない単語が出てきた。
アンケートの内容によれば、それはAI専用のプロセッサらしい。
ということで、ChatGPTに聞いてみた。(以下、AIによって作成された文章が登場します)
NPU(Neural Processing Unit)とは、AI(人工知能)や機械学習タスクを効率的に処理するために設計された専用のプロセッサです。
主にディープラーニングやニューラルネットワークを動作させる際に使われます。
主な特徴
AI専用の計算能力
NPUは、行列計算や並列処理を効率よく行うように設計されており、CPUやGPUよりもAI関連タスクに特化しています。
低消費電力
AI処理を効率化することで、電力消費を抑える設計になっています。これにより、モバイルデバイスやIoTデバイスでも利用可能です。
高速処理
AIモデルのトレーニングや推論(インフェレンス)を高速に実行することで、リアルタイムでの処理が可能になります。
用途
- スマートフォン: カメラの画像認識、音声アシスタント、翻訳機能など
- 自動運転: 車載AIシステムのリアルタイムデータ処理
- IoTデバイス: 家庭用ロボットやスマート家電のAI機能
- クラウドAI: 大規模なAIモデルの効率的な運用
- HuaweiのKirinシリーズ
- AppleのNeural Engine
- QualcommのHexagon DSP
- GoogleのTPU(Tensor Processing Unit)
NPUは、今後さらに高度化するAI技術において重要な役割を果たすと期待されています。
ここで疑問が出てくる。
GPUとはどう違うのか、と。
GPUとはどう違うんですか
NPUとGPUはどちらも並列処理に優れたプロセッサですが、その設計目的と特化している分野に違いがあります。以下に詳細を説明します。
1. 設計目的の違い
- GPU(Graphics Processing Unit)
主にグラフィックス処理(画像や映像のレンダリング)を目的に開発されました。ピクセル単位の計算や3Dグラフィックスの描画が得意で、近年ではその高い並列処理能力を活かし、AIや機械学習の分野でも広く利用されています。 - NPU(Neural Processing Unit)
AIや機械学習の推論やトレーニングを効率化するために設計された専用プロセッサです。特にニューラルネットワーク(ディープラーニング)の演算に最適化されています。
2. 処理の最適化
- GPU
数値演算を高速化するために設計されており、大量の小さな計算(例: 行列演算やベクトル演算)を並列処理します。しかし、汎用的な設計であるため、AI専用の計算では最適ではありません。 - NPU
AI計算に特化しており、ニューラルネットワーク特有の演算(例: 行列積や活性化関数の計算)を効率化しています。ハードウェアレベルでAI演算に最適化されているため、GPUよりも電力効率が高いことが多いです。
3. 消費電力
- GPU
高い性能を発揮する一方で、電力消費が多い傾向があります。これがモバイルやバッテリー駆動のデバイスでの利用に制約を与える場合があります。 - NPU
省電力設計が特徴です。特にスマートフォンやIoTデバイスなど、バッテリー駆動が求められる環境での利用が前提です。
4. 主な用途
用途 | GPU | NPU |
---|---|---|
グラフィックス処理 | 〇(本来の目的) | ×(適していない) |
ゲーム | 〇(リアルタイムレンダリング) | × |
AIモデルのトレーニング | 〇(高性能だが電力消費が多い) | △(規模が小さいモデルで一部使用) |
AIモデルの推論 | △(電力効率は劣る) | 〇(特化しており高速・省電力) |
スマートフォン | △(一部高性能モデルで搭載) | 〇(多くのモデルで搭載) |
結論
- GPUは汎用的な並列処理プロセッサとして、AIやグラフィックス以外の幅広い分野でも利用可能です。
- NPUはAIや機械学習の推論処理に特化しており、特にスマートフォンやIoTなど省電力が求められる環境で優れたパフォーマンスを発揮します。
AIのトレーニングには引き続きGPUが主流ですが、推論(インフェレンス)やエッジデバイスではNPUが主役になるケースが増えています。
最後の結論が本当にシンプル。
学習はGPU、推論はNPU。
AIを活用するにあたって、小型化は欠かせない。
しかし、GPUは持ち運びできるようなものではない。
かつ、ポータブルで使えるようなエンジンでもない(電力消費がヤバすぎる)。
RaspberryPiがさらに進歩したみたいな、そんな印象を受けた。
以上です。
NPUとは何ですか