Python特化のIDEであるPyCharm、便利ですよね。
しかし、無償版(CE:Community Edition)にはいくつかの制限が課せられます。
個人的にその最たるものがフレームワークのサポート。
プロジェクト作成時のテンプレートもなく、IDE上での実行も簡単にはできなくなります。
回避方法は(調べればすぐ出てきますが)手動での対応。
しかし、せっかくIDEを使うのに「python manage.py runserver」なんて打つのは面倒。
ということで本記事では有償版と同じようにDjangoプロジェクトを実行する方法を紹介します。
無償版でのDjangoプロジェクト作成
任意のフォルダで以下のコマンドを実行します。(Windows環境でPowerShell使用)
mkdir DjangoProject(任意の名称)
cd .\DjangoProject\
python -m venv .venv
pip install django
django-admin startproject myproject(任意の名称)
「UnauthorizedAccess」エラーが発生した場合
Django実行環境設定
先ほど作成したDjangoプロジェクトをPyCharmで開きます。
無償版の初期状態ではサーバーの起動構成がありません。

起動構成を設定していきます。
「現在のファイル」という部分がドロップダウンになっているので、リストから「構成の編集」を選択します。

構成画面の左ペインから「新規追加」を選択します。
有償版(Professional以上)だと「Djangoサーバー」を使えるのですが、無償版では使えません。

なので、無償版で利用可能な「Python」を選択します。

設定は以下の通り。
- 名称:任意の名前
- 実行ファイル:manage.py
- パラメーター:runserver

OKをクリックして設定は完了です。
IDE上からDjangoプロジェクトを動かしてみましょう。

無事実行できました。

まとめ
以上です。